昼寝の時間は30分が目安で、それ以上寝るのであれば、思い切って90分間、しっかり眠る事が大事!

私たち人間の体は、一定量の疲労が蓄積されると、自然と睡眠欲が作用し、眠気を感じる仕組みになっています。
ところが、それほど疲れるような事をしていなくても、毎日きちんと昼食後になると睡魔に襲われる人がいます。
それはズバリ、昼寝の習慣のある人です。何故なら、我々の体内には体内時計が備わっていて、その体内時計によって覚醒力が調整されているからです。

 

覚醒力というのは、目覚める力と捕らえられがちですが、厳密には、起きて活動する力であると考えていただくべきでしょう。
従って、この覚醒力が強ければ強いほど、睡眠欲をはね飛ばせるという訳です。
という事で、少なくとも、日中は覚醒力がしっかりと働き、夜間になると徐々に衰えるというのが理想のパターン!
そしてまた、翌朝、強力な覚醒力が作用し、目を覚ますというのは、本来のサイクルであると言っても過言ではありません。

 

しかし、朝から頑張っている覚醒力は、本音を言うと、午後には少々ダウンしている事は否めず、そこに襲って来るのが眠気です。
昼食を食べた事により、食欲は満たされました。
ならば、次に求めるのは睡眠欲であり、それと最前線で戦わなければならない覚醒力がやや衰えて来ているとなれば、猛烈な睡魔に見舞われるのも当然と言えば当然でしょう。

 

しかも、この覚醒力は体内時計によって放出が調整されていますから、頻繁に昼寝をするようになると、それが体内時計に記録されてしまい、そこで一旦抑えるという新たな目盛りが刻まれてしまうのです。
すると、そこに針が到達すると同時に作用が停止し、睡眠欲だけが何者にも遮られる事なく、全身に漲って来るという訳ですね。
そして、必ず眠くなり、寝ないとどうする事も出来ないようになってしまうという事で、これが昼寝は癖になると言われる理由なのです。
ならば、やはり昼寝の習慣は改善しなければならないのかと言うと、決してそんな事はありません。
この睡眠欲は、少しでも寝れば、その分確実に満たされ、軽減されます。
そのため、目覚めた時には随分楽になっていると感じるものなのです。
結果、集中力が高まり、仕事や勉強の効率も上がりますし、事故防止にも繋がります。

 

ただし、昼寝の時間は30分が目安で、それ以上寝るのであれば、思い切って90分間、しっかり眠る事が大事!
何故なら、人間の睡眠は眠りについてから30分ほどで本格的な所謂熟睡状態に入り、その後30分たつと、今度は目覚めるための準備に入って、それも30分という90分サイクルを繰り返しているからです。
けれど、職場や学校で、昼休みに90分間も寝るというのは不可能である方が圧倒的多数でしょう。
よく時間が取れて40分程度と考えると、ちょうど熟睡状態にある中、どうしても目覚めなければならないという事で、相当量の覚醒力が必要となり、逆にエネルギーを消費してしまいます。
ですから、昼寝は30分で十分、それでも、眠い時に寝るのが一番という事で、食後の眠気は十分解消出来るはずなのです。