人間は、体温が低下しないと眠りに入れない

私たち人間の体は、出来る限り快適な体温を維持しようと日々頑張っています。
つまり、体温が上がれば下げようとし、下がれば上げようとするのです。
しかし、この事が食後の眠気に大きく関わっているという事を知っている人は案外少ないのではないでしょうか!?

 

食後の眠気と体温コントロールの関係を明らかにするためには、まず、睡眠と体温の関係を確認しておく必要があります。
そこで思い出していただきたいのが、赤ちゃんの頃の事です。
とは言っても、勿論、その時代の事を覚えている人はいないでしょうから、すでにパパやママになっておられる方は、愛する我が子の乳児の頃の事を思い出してみて下さい。
また、お子さんのおられない方なら、ご両親に自らの幼い頃の事を聞いてみられるか、周囲のお父さん・お母さんに尋ねてみられるといいでしょう。
必ず、赤ちゃんの手足がポカポカと温まっている時にぐずり出すと眠気のサインである事をご存じのはずです。
そう、可愛いベビーたちはみんな、体温が上昇すると眠気に襲われているのです。

 

それは何故か?
そこには、私たち人間は、体温が低下しないと眠りに入れないという宿命を持った生き物であるという現実が立ちはだかっています。
その証拠に、脳が一杯一杯に頑張っている時などはよく、頭を冷やせなどと言われますよね。
“ちょっとは頭を冷やして来い!”
などと上司にしかられた経験のある方も多い事でしょう。

 

そうなんです。脳に休息を与えるための最良の手段が睡眠であって、それを促すためにはまず、頭を冷やさなければならないんですね。
そこで、脳内に蓄積された体温を末端に送り、そこから体外へ排出する作用を人は知らず知らずの間に行います。
これがそっくりそのまま手足のポカポカとなって現れている訳ですが、ではでは、私たち人間は、どんな時に頭を冷やさなければならないのでしょうか?
むろん、外的な暑さに遭遇している時もそうですし、脳内がパニックに陥っているような時なども体は頭を冷やす事を要求します。
即ち、体温が上昇すれば必ず下げる事を考え、必死に頭を冷やしますから、睡魔に見舞われる仕組みになっているのです。
この事に気がつくと、何故に自分は食後に激しい眠気に襲われる事があるのか、多いのかが分かる方も多いのではないでしょうか。