じっくり温めのお湯に浸かる事で良質な睡眠が取れるのでは

昼間の眠気や倦怠感を解消するためには、夜間に必要なだけの睡眠、それも良質な睡眠を取る必要性は否めません。
何しろ私たちの体は、必ず睡眠不足を睡魔という形で攻撃して来る仕組みになっていて、日々寝不足と日中に眠気を感じるという事を繰り返している人の事を一説には睡眠負債と呼んでいる位です。
しかも、消費者金融の取り立ては、今は法律も厳しくなり、かなり紳士的ですが、睡眠銀行の取り立ては容赦ありません。
職場や学校にも遠慮なく乗り込んで来ては、激しく攻めます。
結果、仕事や勉強に支障を来す事も少なくありませんから、やはりまずは、借りを作らない事、これが何より大切でしょう。

 

そして、睡眠負債を回避するためには、夕食後二時間後位に猛烈な睡魔が襲って来るように体内時計を調節するのがベターなのですが、実は元々、私たち人間の体は、何の工夫や努力をせずとも、自然に午後10時頃になると、眠くなるように設計されているのであります。
というのも、朝起きると体内時計はリセットされ、それからカウントダウンが始まって、約14時間から16時間後位にメラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンの分泌がピークに達するように出来ているからです。
即ち、毎朝6時に起きる人なら夜9時頃から11時頃がそこに該当し、7時頃に夕食を取るのであれば、ちょうど二時間後辺りから眠くなり出すという事で、申し分のないヘルシーライフが送れるようになっている訳ですね。

 

ところが昨今は、昼食後には強い眠気に襲われるのに、夕食後はそうでもないとか、中には、日が暮れて晩ご飯を食べると、俄然元気百倍になるという人すら少なくなく、睡眠負債を抱える日本人は間違いなく増加しています。
そして、それに比例して、日中に睡魔と戦っている人の数も増えている訳です。
これでは、生理的に最も覚醒力のパワーが衰えると言われる午後、それも昼食を食べてちょうど二時間ほどたった辺りから事故やトラブルが多発するのも当たり前の事だと言えるでしょう。

 

やはり、この食後二時間目位に誘発される睡眠欲の活発化や覚醒力の衰えを昼食後ではなく、夕食後に移行する必要性は否めません。
それにはどうしたらいいのか?
まずは、晩ご飯を食べた後、ちょうど二時間後位に体温が下がるように調節するのが最も容易に就寝を促せる方法だろうと思われます。
何故なら、人は体温が下がると、自然に眠くなる生き物だからです。
そして、そのためには、その手前で一度、体温を上昇させる事がこつで、そうすれば、身体は黙っていても体温放出を試みるようになりますから、まるで何かに吸い込まれるかのように眠たくなります。
お酒を飲むと眠気がそそるのは、この体温調節の一つの典型的例なのです。

 

ですから、むろん、少し飲酒するのも悪くはありませんが、中にはアルコールの苦手な方もおられるでしょうし、体の事を考えても、出来る限り他の方法を使用される方がいいのかも知れません。
最も推奨されるのは入浴で、夕食後二時間位経過していれば、ある程度消化活動も一段落していますし、じっくり温めのお湯に浸かる事で良質な睡眠が取れるのではないかというのがオーソドックスなアドバイスであると言えそうです。