眠気の原因メラトニンは体温が低下すると自然に分泌されてしまうちょっと癖のあるホルモン

食後に何か眠いと感じる事や時に耐えられないほどの強い睡魔に襲われる事は珍しくありません。
そして、その何か眠いや耐えられないほどの眠気の原因は、消化のメカニズムにあるとか、睡眠不足の証拠であるとか、疲労蓄積や病気のサインであるなどとも言われますが、そうした根本的な理由はさておき、とにもかくにも、その眠気がメラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンの仕業である事は間違いなさそうです。

 

このメラトニンは、大脳半球と中脳の間にある自律神経の中枢部分から分泌されるホルモンで、本来は起床から約15時間後位に活発に分泌される仕組みになっています。
ですから、朝6時に起きた日は、ちょうど午後9時頃にピークを迎え、それが夜の睡眠を促してくれているという訳ですね。

 

ただ、体温が低下すると自然に分泌されてしまうちょっと癖のあるホルモンですから、必要以外の時に必要以上の量が分泌し、血中の濃度を上げてしまう事はしばしば!
そうなれば、その量に応じて人は、何か眠いと感じたり、耐えられないほどの睡魔に見舞われたりするのです。
その典型的例が冬山での遭難で、我々一般人は、寝てはいけないと分かっていても眠ってしまうのは、やはり疲れているからだろうと思いがちなのですが、実際にはそうではありません。
急激な体温低下が分泌を活発にしているメラトニンの作用で、人は自然に眠りに入ってしまうのです。

 

また、風邪などで高熱が出た時に一日中うとうとしてしまうのも、やっぱりこのメラトニンの仕業!
体温を下げようとする働きの中で分泌され、睡眠を誘発している訳ですね。

 

ですから、必要以外にこのメラトニンの分泌を抑えるためには、体温を上昇させない事が大事なのですが、とかく日本人は、暑い食べ物が大好き!
ご飯には暖かい味噌汁、あるいは、ラーメンやうどんなどの麺類を昼食に召し上がる方も多い事でしょう。
そうすれば、食後に体温が急上昇しますから、自然に眠気は生じます。
目を覚ますために暑いコーヒーや紅茶を飲むのもいかがなものかと言えそうです。