血液中のブドウ糖量がピークに達する頃、インスリンと呼ばれるホルモンが大量に分泌され体は休みたくて休みたくてしかたがなくなる

血液中のブドウ糖の量を示すのが血糖値。
「mg/dl」という単位で表され、おなかが空いていようが空いていまいが、とにかく100mg/dl前後なら正常であると思っておかれるといいでしょう。
そう、この“おなかが空いていようがいまいが”という部分が非常に味噌で、血糖値は常に正常とは限っていません。
と言うより、毎日日々朝から晩まで変動しているのが当たり前なのです。

 

何故なら、私たち人間は、この血液中に含まれているブドウ糖をエネルギーに活動していて、動けば動くほど燃料消費し、それを食事という形で補充するというサイクルを繰り返すのです、自然と使えば減り、足せば増える!
それが血糖こと、血中の糖分というものなのです。
従って、その血糖量を示す数値である血糖値は、その増減によって上がり下がりします。

 

因みに、正常と見なされる血糖値は、空腹時が80から110mg/dlで、満腹時が80から140mg/dlなのですが、中には、もう少し厳しく、空腹時が90から100mg/dl、満腹時が90から120mg/dlでなければ正常とは言えないと言い切るドクターもいて、医療機関によっても見解に誤差がある部分は否めません。
そのため、空腹時も満腹時も、とにかく90から100mg/dlの間であれば、正に理想だという訳です。

 

しかし、気を付けないといけないのが、満腹時の血糖値で、私たち人間は、口から食物を取り込めば、すぐにその糖質を抽出して血中に送り込める訳ではありません。
まずは一先ず消化管で糖分を吸収し、それから血液中へと排出する訳です。
そのため、その作業にある程度の時間が掛かりますから、少なくとも、食後30分程度は、燃料補給が完全には行われていない状況にあり、血糖値が急激に上昇する事もありません。
その後、本当の食後の血糖値のピークというものが訪れるのです。

 

そして、血液中のブドウ糖量がピークに達する頃から、インスリンと呼ばれるホルモンが大量に分泌され始め、今度は血糖値を上げすぎないように調整し始めます。
ところが、このインスリンというホルモンは、休息を促す作用を持ち合わせているため、分泌されればされるほど、体は休みたくて休みたくてしかたがなくなります。
それが食後の眠気に繋がる事は決して珍しい事ではなく、食べ終わってちょうど30分後位から急激に眠くなるという時には、このインスリンの分泌、それも大量に分泌されている事が大いに考えられるんですね。

 

ただし、身体そのものに異常がなければ、血糖値は食後45分から60分でピークを過ぎ、徐々に低下し始めます。
こうして再び、空腹時の時点の数値まで下がって行く訳で、そのピークを過ぎればまた、インスリンの分泌も衰え、睡魔は自然と解消されて行くでしょう。
従って、炭水化物やスイーツなどを鱈腹食べ、糖分を取り過ぎたと思う時は、きっと、食後30分位に激しい眠気を感じるはず!
そういう時は、インスリンが眠気を誘っている可能性大です。
出来れば無理せず、ゆっくり休んで気持ちと血糖値を落ち着け、30分後位から本格的に始動されるように時間調整されるといいのではないでしょうか。