十分な睡眠時間を取っていても、食後に決まって強い眠気を訴え、怠そうな症状が抜けない事があればただの風邪ではなく、1型糖尿病であると疑って掛かる事も大切

糖尿病というと、成人病の代表格で、そのターゲットは中高年!
且つ、別名贅沢病との言われる位、裕福な食生活を送り、太っている人が最もなりやすいと思われておられる方が圧倒的多数だと言われます。
しかし、今も昔もずっとスリムな体型の糖尿病患者さんは決して少なくなく、さらに、若い人は勿論、子供だって発症するリスクは決して低くないという事を知っておきましょう。

 

というのも、糖尿病には1型と2型の2種類があって、不摂生な日常生活や食生活が引き起こす所謂生活習慣病と言われるのは2型糖尿病。
一方、1型糖尿病というのは、血糖値をコントロールするインスリンというホルモンを生成し、分泌している膵臓内のランゲルハンス島にあるβ細胞が壊れてしまったために発症する難病です。
そのため、自力でのインスリン分泌が全く不可能となり、常に外部から補充しなければならない生活を余儀なくされます。
これがインスリン注射というものです。

 

加えて、適切にこの外部からのインスリン補充が出来ないと、本来の主要エネルギーである血液中のブドウ糖によって臓器や細胞が活動する事が出来なくなるため、栄養失調に陥った部位は、取りあえず周囲の脂肪を燃料に動こうとします。
しかし、それをしてしまうと、そこにはケトン体という酸性物質が出来てしまい、それが血中に送り混まれますから、酸性の血液が作られる事となり、全身を酸化させてしまうのです。
ただですらも、加齢とともに酸化が進むと言われ、それを何とか防止せねばというのが今のアンチエイジングの最大のテーマになっている訳ですから、その上、そういう酸性の血液が体中に充満して、容易に生命時が出来るはずがありません。
結果、昏睡状態に陥ってしまう事も珍しくはなく、これを「ケトアシドーシス」と呼ぶのですが、その発祥のリスクは、自力で僅かでもインスリンが分泌出来る状態にある人の多い2型糖尿業患者さんに比べ、インスリンの自力生成が不能な1型糖尿病患者さんの方が遙かに高いのです。

 

そんな1型糖尿病は、ある日突然発症するとは言え、やはりそれなりの自覚症状は現れます。
ただ、それは極めて風邪に似た症状で、とかく大事と捕らえられる事が少なく、どうしても発見が送れる傾向が否めません。
ですが、最も顕著に表れるのが食後の眠気です。

 

特に子供の場合、一日中目一杯活動し、夜は爆睡するというのが典型的健康体の生活サイクルな訳ですが、十分な睡眠時間を取っていても、食後に決まって強い眠気を訴え、怠そうな症状が抜けない事があります。
ですので、そういう症状が数日続けば、ただの風邪ではなく、1型糖尿病であると疑って掛かる事も大切でしょう。
無論、検査の結果、取り越し苦労だった事が分かれば何よりですが、そうでなくても、早期発見で悪化を食い止め、一生上手につきあって行けば、普通に仕事も出来ますし、スポーツも楽しめます。
実際、プロのアスリートの中にも、1型糖尿病と闘いながら頑張っている人は大勢いますし、出産も望めますから、前向きに受け止める事が事を優位に進める最良の策なのです。