糖尿病の最も分かりやすいサインだと言われる食後の強烈な眠気、これに悩まされている方は思いの外多い

糖尿病と言えば、正しく生活習慣病の代表格!
もうすでに本格的に発症しているであろう人は、1000万人近くにも上り、予備軍も入れると、日本人の3人から4人に一人は治療や対処が必要だとも言われています。
そう、もはや糖尿病は、国民病の一つだと言っても決して過言ではないのです。

 

では、何故、日本がこんなにも糖尿病王国になってしまったのか?
その理由は、やはり食生活の多様化が大きい事は否めませんが、それ以前に、元々東洋人は、欧米人ほどインスリンの分泌が活発でない体質を持った人種であるという事も言えるでしょう。
インスリンの分泌が悪ければ、それだけ血糖値は上昇しやすい状態にありますから、先祖代々の糖尿病予備群だったという訳です。

 

とは言え、それを知ってか知らずかは分かりませんが、野菜や発酵食品をたっぷり摂取し、肉類はあまり食べないというのが昔の日本の食生活の基本で、それほど急激に血糖値が上がる事がなく、消化吸収に手間取る事もありませんでした。
恐らく、勤勉な人種と言われるほど一日中目一杯働けたのは、それが大きかったのでしょう。
食後に強い眠気を誘発するほど血糖値を高めたり、消化吸収を苦戦させるようなランチを取らなかったから、昼寝の必要性もなく、夕方まで黙々と頑張り、しっかり疲労して床に就き、朝までぐっすりと眠ってまた一日頑張るという生活サイクルを確立出来ていたのだと思われます。

 

ところが、今やすっかり多種多様の油や炭水化物を使った加工食品と肉食が日本人家庭の食卓にも浸透してしまい、大食いでなくとも、自然と摂取カロリーが高くなってしまう部分は否めません。
そこに、元来の日本人の好物、白米という多量の糖を含む主食を加えた食事を当たり前のようにしているのですから、高血糖になるのもしかたがないというもの!
結果、それを上手にコントロール出来ない人が増え、糖尿病患者が増えているという訳です。

 

されど、困った事に、厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、もはや糖尿病を発症していると推定される成人男女のうち、きちんと治療を受け、対策を取っているのは65パーセントほどで、3分の1以上の人は、気付いていないか、気が付いていても放置している事が明らかになりました。
これはやはり、初期段階ではどうしても自覚症状が乏しく、何ら日常生活に支障を来していないという部分が大きいのでしょう。
けれど、よくよく考えてみると、糖尿病の最も分かりやすいサインだと言われる食後の強烈な眠気、これに悩まされている方は思いの外多く、特に昼食後の睡魔によって、午後の仕事に支障を来した経験のある方も少なくないのではないかと思われます。
そうなれば、それでもあえて認めないというのは自殺行為!
糖尿病は早期治療で十分普通の日常生活が送れる病気です。
ただ、放置すれば命をも奪う恐ろしい病気だという事を強く認識し、本格的に様々な事をセーブしなければならなくなる前に正しい治療を受けられる事を是非お勧めしたいものですね。