3人に一人は、食後低血圧症とも呼ばれるこの症状の発症リスクを抱えている

血圧にしても血糖値にしても、高い方が問題視され、低い方はそれほどでもありません。
それどころか、高いよりは低い方がいいでしょうと言う人もいる位です。
確かに、血圧や血糖値が高いと、ほどなく糖尿病や脳卒中、心筋梗塞など、所謂生活習慣病を引き起こす確立は高く、その事を心配されるのでしょう。
しかし、実際には、高血圧や高血糖は、その事自体がダイレクトに生死を分けるという事はあまりありません。
むしろ、低血糖や低血圧の方が、即、命の危機を迎える危険性が高いという事を知っておく事は大切なのです。

 

よく、長時間座っていた後に立ち上がった瞬間、バタリと倒れる人がいますが、あれも血圧低下が原因で、逆に、長時間立っていると目眩やふらつきなどを起こすのも同様!
いずれも、引力の法則に従って、血流が下半身に集中し、脳の中が血液不足になったために起こる現象で、「起立性低血圧」と呼ばれています。

 

一方、そこまで極端でなくても、私たち人間は必ず、食後には軽い低血圧状態に陥るもので、その原因としては、消化吸収のために血液が胃や腸に集まり、一時的に脳の血流が衰える事が上げられます。
そのため、食後にどうしても眠気を感じてしまう事は一般的なのですが、健康体であれば、自律神経が危機を感じ、血圧を高めて調節してくれますから、何ら問題はありません。
けれど、自律神経が乱れ、この調整を出来なくなると、脳が一時的に貧血状態となり、目の前が突如真っ暗になって倒れ込むというブラックアウトという現象を引き起こしてしまうのです。

 

しかも、この「食事制定血圧」は、普段の血圧の状況に関わらず発症します。
ですから、高血圧の人でも見舞われる可能性は大なのです。
特に高齢者は要注意で、近頃は高血圧化が進んでいるがために、血圧を下げる事ばかりを必死に考えられるようですが、実は3人に一人は、食後低血圧症とも呼ばれるこの症状の発症リスクを抱えていると言われています。
また、若い人でも、過度のストレスなどで自律神経が乱れていたり、鬱病などの精神疾患を患っている時は当たり前のように発症しますから、食後に強烈な眠気を感じるようなら、取りあえず体を休める事が重要!
少なくとも、無理に立ち上がって動こうとすると危険です。
倒れた瞬間に大けがをしたり、打ち所が悪くて命を落とす可能性もありますから、急ぐ時でも必ず様子を見て、絶対に無理をしない事に徹しましょう。