豪快な鼾をかいて寝ているのはいいのですが、それが突如ピタリと止まり、その後10秒ほどすると、深呼吸するかのような大きな呼吸とともに再開されるというのが1時間に5回位繰り返されていれば要注意!

強い疲労感とともにやって来るランチタイムの後の異常な眠気は、今、新たに注目を集めるとある現代病のシグナルかも知れません。

 

その現代病とは「睡眠時無呼吸症候群」!
英語では“Sleep Apnea Syndromeと言い、それを略して“SAS(サス)”と呼ばれる事もあります。
今や日本には300万人を超える患者がいると見られているのですが、まだまだ認識が低く、治療を受けるどころか、自分が発症している事すら気付いていない人が圧倒的多数でしょう。
そう、名前を聞くと、とても怖い病気で、ぞっとしそうなのですが、それでも、何故かみんな病院へ行かないどころか、全く気付かない!
これって、何だか不思議ですよねぇ!?

 

というのも、やはり睡眠中の事ですから、まあ人間、寝てりゃ何も分からないという人も多くて、阪神淡路大震災の時でも全く気が付かなかったという人がいるのですから驚きですが、そんなものなのかも知れません。
爆睡してるから分からないんだと言えばそれまでで、しかも、この病気は、確かにその名の通り、睡眠中に呼吸が停止するのですが、その時間は僅か10秒程度で、その位息を止めたからと言って、我々人間はどうという事がないのも大きいものと思われます。

 

しかし、10秒も呼吸が止まる事が何度も続くと、身体はどうしても酸素不足になってしまいますから、自然と心拍数が上がって脳も体も寝るに寝られない状態となり、全く休息を取れないまま起床時間を迎えてしまっているのです。
つまり、単に寝ているつもりというだけなんですね。
だから、一向に疲れが取れていないという事で、覚醒力が衰える昼食後になると、異常な疲労感とともに異常なほどの猛烈な眠気が襲って来ます。
さらに慢性化すると、一日を通して眠くなり、集中力がなくなるため、仕事や勉強に大きな支障を来す事に発展して行くでしょう。

 

ではでは、どうやって自分がSASかどうかを見分ければいいのでしょうか?
それは意外と簡単で、鼾のかきかたから大抵は判断出来ます。
まず、豪快な鼾をかいて寝ているのはいいのですが、それが突如ピタリと止まり、その後10秒ほどすると、深呼吸するかのような大きな呼吸とともに再開されるというのが1時間に5回位繰り返されていれば要注意!
平均7時間の睡眠なら、途中30回ほど、こんな風に無呼吸の時間が生じます。
そうすれば、間違いなくサスであると見ていいでしょう。

 

ただ、自分が本当に睡眠時無呼吸症候群なのかどうかは、この鼾からは自己診断出来ません。
何しろ寝ていないと鼾はかけない訳で、寝ていれば、そんな事調べたくても調べようがありませんからね。
だからこそ、みんな気が付かないままになってしまうのです。
ですから、家族のおられる方は、大変ですが、ご家族に頑張ってもらって見張ってもらうようにされるといいでしょう。
自分は睡眠不足の中で頑張って働いているんだから、たまには寝不足も我慢しろとでも言って頼んで下さい。
もしくは、そんな事は許されないとか、元々単身世帯でチェックしてもらう人がいないとおっしゃる方は、少々お高いですが、セルフ検査キットも市販されていますから、それを使われる事をお勧めします。