自覚がないから気が付かないという事で、実に恐ろしい現状だと言える

食後強烈に眠くなったり、食前に激しい空腹感と一緒にやって来る眠気、それが実は、血糖の異常を訴えているサインだなんて、普通は思わないですよねぇ!?
そもそも血糖というと、糖尿病とすぐ様結び付け、自分には関係ないと、特に若い人なら思いがちです。
それに、中高年でもどうしても、血糖値の上昇は気にするものの、低下は気にしないという人が少なくありません。
というのも、何故か日本では、高血糖ばかりが問題視され、取り上げられるからです。
しかし、そういうお気楽さが、「無自覚性低血糖」という状況を発症するリスクを高めているという事を知っておく必要性は大でしょう。

 

取り分け、日頃から食事の量が極めて少ない人や食事時間が不規則な人、加えて、食感が長めの人は要注意!
たまにそういう事があると、食前にたまらなくおなかが空くだけではなく、体が怠くなったり、気分が悪くなるという経験のある方も少なくないはずです。
また、そういう食生活が始まった頃も同様、何度となく猛烈な空腹感や眠気、倦怠感などに見舞われたはずなのですが、それが当たり前となると、段々そういう感覚は薄らいで来ます。
結果、気にせずそのままやり過ごす事になる訳ですが、それは決して身体がそういうライフスタイルになれた訳ではなく、単に精神面が鍛え上げられただけの話!
体はやっぱり目一杯おなかが空いていて、めちゃめちゃヘビーなんです。

 

そして、血中のブドウ糖の濃度がグングン下がり、低血糖になると、脳は休息を促しますから、食後のような眠気がやって来ます。
けれど、後少しでランチタイムなどという時に、休憩を取ったり居眠りする事は中々許されません。
となると、とにかく一生懸命頑張り、少なくなりつつあるエネルギーを使い果たす方向にすすんでしまうでしょう。
そうして倒れた時、低血糖症と診断されるのであります。

 

ただし、ここで取り上げる無自覚性低血糖には、症という表記はありません。
つまり、まだ病気ではなく、すぐさま倒れるというものではないのですが、頻繁に低血糖に陥り、また何とか戻ってという状態を繰り返しているがために慢性化し、異常に気付かなくなっているという状況を示します。
そう、実際にはもう低血糖症発症寸前か、すでに発症していると見ても大げさではないのですが、自覚がないから気が付かないという事で、実に恐ろしい現状だと言えるのであります。

 

そういう意味では、食後の眠気が高血糖のシグナルであると言われるのと同様に、食前の眠気は低血糖のシグナルであるという見解が十二分に成り立ちます。
しかも、高血糖とは違って、低血糖は中々本格的な検査や診断を出来る医療機関が少ないため、どうしてもあやふやに片付けられがちなのです。
それでも、今は多くの医師が正しい対応が出来る時代になりましたから、そろそろ日本でも大いに重要視すべきでしょうね。