高血糖で直接的に死亡する人の数より、低血糖で即死に至るケースの方が圧倒的多数

食後の眠気より怖いと言われるのが食前の眠気!
何故なら、それは低血糖症である可能性が高いからです。
低血糖症というのは、読んで字のごとくで、血糖値が下がる病気ですが、実際には多くの方が、血糖値は高い方が問題で、低いのはいいのではないかと思われがちだから困ります。

 

勿論、高血糖は糖尿病の元であって、そこから更に様々な病気や合併症を引き起こしますから、絶対に見逃す事は出来ないのですが、それと同じか、それ以上に恐ろしいのが低血糖症だという事は否めません。
実際問題、高血糖で直接的に死亡する人の数より、低血糖で即死に至るケースの方が圧倒的多数だという事を知っておく事は重要でしょう。

 

ではでは、低血糖症というのはどのような病気かと言いますとですね、分かりやすく言えば、血糖値が70mg/dl以下に下がる病気で、やはり要因として一番大きいのは空腹でしょう。
特に食事制限を伴うダイエットなどをされておられると、立ちくらみを引き起こされる事がよくありますが、それこそが典型的低血糖症の症状です。
ですから、一回の食事の量が少なかったり、食事から食事の感覚が永過ぎたりすると、一過性の低血糖症に陥る事は珍しくなく、誰もが日々経験している事であると言っても過言ではありません。
ただ、それでも、血中にある程度のブドウ糖があれば、命に関わるほど極端に下がる事はなく、食後すぐに改善されてしまうため、気付かないままという事が多いだけの話なのです。

 

とは言え、血糖値が下がるという事は、エネルギーが減るという事であって、低血糖症となると、かなり燃料不足にある事は否めません。
そのため、身体は休息を訴える意味で、眠気を発症するのです。
因みに、おなかが空いたなぁという状態や何となく眠いなぁという状態はまだ、若干低血糖症になりつつあるという状況であって、恐らく計ってみると、70mg/dlを少し切る程度の数値が出るものと思われます。
ところが、それが50mg/dlを切ると逆に今度は、取りあえず元気にならねばという事で、交感神経が高まるため、眠気はさほどでもないのですが、とにかく大量の発汗と動悸や手足の震えなどが見られるようになり、その後35mg/dlを下回った段階で徐々に意識が低下、20mg/dl以下になったところ位から昏睡状態になって生命の危機となるという流れです。
従って、強烈な眠気を感じた段階は、ばあいによっては危険状態である事もしばしばで、これが食前の眠気は食後の眠気より怖いと言われる理由なのです。