自律神経の乱れが引き起こす「血糖調節障害」を発症していれば、強い眠気を感じても、全く不思議ではない

食後に眠くなるという事は全く珍しくなく、様々な観点から考えても、一つの生理現象だと言えます。
しかし、多くの人が最も眠気を感じるのは昼食後であって、次いで夕食後!
朝食後に激しい睡魔に襲われるという人はそれほど多くありません。
そこには恐らく、消化のメカニズムに加え、体内時計のメカニズムというのも大きく関わっているのでしょう。

 

我々人間は、朝になって覚醒します。
そして活動時間に入る訳ですが、それがちょうど折り返しを迎えるのが午後1時から3時位までの間という事で、本来、ここで一旦休息を取る事により、覚醒力は再び活発になる事が出来るのです。
そこで、脳が休む事を指示するのが午後の悪魔ならぬ睡魔で、それは体内時計の一つの仕組みだとされています。
夕食後の眠気も同様に、そろそろ眠りに入る準備と言ったところですね。

 

しかし、覚醒して間もない朝食後は、当然ですが、ちょっとやそっとの事で活動力は衰えません。
加えて、ランチやディナーに比べて、ブレックファストというのは、比較的量が少なく、中身も軽いメニューで済ませる方が多いため、それほど消化吸収に手間取らず、脳の血流が消化器官に多量に奪われるという事もないでしょう。

 

ですから、朝ご飯を食べても、眠くはならないはずなのですが、稀に朝食後に猛烈な眠気にみまわれるとおっしゃる方がおられます。
で、これって病気?
と悩まれるのですが、そうです、それって病気かもです。
それも、心身の病気である可能性は十分にあるとみられます。

 

何故なら、よくよく考えてみると、朝食は大抵ご飯と味噌汁か、パンとコーヒーか紅茶というパターンで、それほど大量の野菜も摂取しません。
確かに、分量的には少なくても、それは正しく炭水化物がメインで、コーヒーや紅茶に砂糖を入れる人などは特に、糖質たっぷりのメニューという事になって来るでしょう。
それを考えると、急激な血糖値の変動は多少なりともある訳で、自律神経の乱れが引き起こす「血糖調節障害」を発症していれば、強い眠気を感じても、全く不思議ではないのです。

 

血糖値というのは、高くても低くても問題ありきですから、体は睡魔を誘発します。
従って、正常値に保てなければ、例え朝でも、眠くなる事は致し方ないのです。
つまり、朝食後に激しい眠気を感じる時には、ストレスなどにより、自律神経が正常でない事が考えられます。
さらに、それが続くと、鬱病などに発展する可能性も低くありませんから、それなりの対処が必要な状況と言えるのではないでしょうか。