激しいだるさやむくみを伴う食後の眠気は、甲状腺機能低下症の代表格である「橋本病」の疑いあり

食後の眠気と一口に言っても、単に寝不足や気の緩みが原因で眠いだけなのか?
それとも、他に何かしらの症状が明確に見られる眠さなのかというところが非常に重要になります。

 

例えば、激しいだるさやむくみを伴う食後の眠気は、甲状腺機能低下症の代表格である「橋本病」の疑いあり!
この橋本病というのは、大正時代に九州大学の外科医:橋本策博士が発表したところから命名されたものですが、その別名を「慢性甲状腺炎」とも言い、実際には、甲状腺に慢性的な炎症が起こるために、その機能が低下してしまう比較的単純な疾病!
故に、誰がいつ発症してもおかしくないという事を認識しておく事が大事でしょう。

 

しかも、その原因は未だに定マラっておらず、やはりストレスが何かしらの関わりを持っているという説もありますが、それ以外にも、いろいろな見解が出されています。
というのも、結果的には体質が変化してしまった事により、自らの甲状腺を身体が異物と見なし、抗体を作って激しく攻撃してしまうからです。
そして、気弱な甲状腺なら、その攻撃に負けて力を落としてしまい、機能低下を発症してしまうという訳です。

 

では、甲状腺の働きが鈍くなるとどうなるか?
まず、血中の甲状腺ホルモン量が不足し、新陳代謝が正常に繰り返せなくなってしまいます。
すると、全身の至るところに老廃物が溜まり、むくみが見られる!
これが最大の特徴で、「粘液水腫」と呼ばれる甲状腺の機能低下によるむくみは、ギューッと指で強く押したところで、またすぐ元に戻ってしまいます。
これが単なる血行不良によるむくみとの大きな違いですから、強いだるさとともに身体の各部位に見られるようになったら要注意!

 

加えて、肌の乾燥が著しく、特に食後のような一過性の貧血状態になった際には、皮膚が蒼白に見えますから、強烈な眠気が襲って来たらすぐ、鏡を見ると異常に気付くかも知れません。
さらに、新陳代謝が悪いという事は、体温が常に低いという事で、夏場でもあまり汗を掻かず、この辺りが、重度の冷え性が見せる食後の眠気とは明らかに異なる部分です。

 

また、橋本病の症状は、身体的にも、精神的にも、そして知的にも老化現象に似た部分が非常に多く、それが放置されてしまう大きな要因の一つになっていると言っても過言ではないでしょう。
何故なら、肌の乾燥や気力・体力の衰えだけでなく、物忘れなども顕著に伴う事がしばしばだからです。
ですので、心当たりのある睡魔との戦いを日々繰り広げられておられる方は一度、病院できちんと検査してもらわれる事をお勧めします。