取り分け食後のような一つの作業に多大なるパワーを必要とする際には、異様な倦怠感が襲い掛かり、活動を休止しなければ心身が持たない状況に

食後の眠気には、血圧や血糖値といった血流関係の病気のサインである事が多いと言われますが、それとは別に、甲状腺関連の病気のシグナルになる事も珍しくありません。
何故なら、甲状腺というのは、私たち人間の代謝を制御するホルモンを分泌している大切な臓器であって、そこが異常を来せば、当然、新陳代謝に大きな不具合を生じます。
そうなると、身体は常に疲労を持つ事となり、取り分け食後のような一つの作業に多大なるパワーを必要とする際には、異様な倦怠感が襲い掛かり、活動を休止しなければ心身が持たない状況になる事もしばしば!
そこで、脳は休息を求めるべく、強烈な眠気を発信するのです。

 

とは言われても、甲状腺というのは、何となく聞いた事があるだけという臓器である方も少なくないでしょう。
しかも、臓器と言っても、おなかの中に配置されている訳ではなく、首の前方にあって、胃や腸などの消化器官とは一切繋がりがありません。
また、気管を抱き込むように配置されているのにも関わらず、肺や気管などの呼吸器官などとの繋がりもないため、どうしても意識しにくい部位である事は否めないと言えます。

 

その上、大きさは縦横ともに4センチから5センチ程度で、パッと見、チョウチョが羽を開いた時のような形をしていますが、普段はいくら首筋や喉を触っても分からないのです。
ただ、腫れたり腫瘍が出来たりすると、素手でも容易に分かるようになり、さらに、目で見ても場所と異常に気付く事が出来るようになります。

 

因みに、男性の場合は、甲状腺のすぐ上にのど仏がありますから、逆に言えば、のど仏の真下が腫れていると思えば要注意!
すぐに病院で検査を受けられる事が必須になります。
実はこの甲状腺の病気、まるで女性の婦人病のように日本では捕らえられがちなのですが、実際には、一般の成人病と同様に、男女を問わず発症するリスクの高い疾患で、甲状腺癌に見舞われる殿方も少なくありません。
けれど、甲状腺に出来る腫瘍は、その約8割方が良性であるとされていて、例え悪性であっても、進行が遅いため、早期発見による早期治療で完治する確立の非常に高い癌だと言っても過言ではないでしょう。

 

ところが、大きな自覚症状が出にくいため、腫れがある程度進み、手で触って分かるか、中には目で見て分かるようになるまで気付かないという人が圧倒的多数!
そこで、どうしても発見と治療が送れてしまうという患者さんが後を絶ちません。
そういう意味では、食後の激しい倦怠感を伴う眠気は起床なサインであって、継続するようなら一度、専門医を受診されてみられる事が大事だと言えるでしょう。