糖質分解を担う酵素の一つが欠損してしまった状態、それが炭水化物欠乏症で、気付かずに分解出来ない糖質を取り込んでしまうと、たちまち下痢を発症してしまう

特定の食事、特にカレーライスを食べた後に、強い眠気を感じ、下痢までおまけに突いて来るとおっしゃる方は思いの外大勢いらっしゃいます。
で、その原因として、皆さん考えられるのが香辛料による刺激!
刺激が強かったがために体調不良に陥ったと思われる訳です。
まあ後、食べ過ぎを上げられる方もおられますね。

 

確かに、過食や更新料による刺激が食後の眠気を誘発する事は、消化のメカニズムや体温調整のメカニズムから見ても、十二分に有り得ます。
しかし、毎度のように特定の食物を摂取すると強烈な睡魔に襲われるとか、下痢を引き起こすという場合は要注意!
炭水化物不耐症という体質なのかも知れません。

 

皆さんもご存じの通り、炭水化物は糖質の事ですから、糖質分解酵素によって分解され、消化吸収される訳ですが、実はこの糖質分解酵素には複数の種類があって、それぞれが違う糖を分解する事になっています。

 

例えば、乳糖分解を担っているのはラクターゼと呼ばれる消化酵素。
そのため、この酵素が不足すると、どうしても牛乳を飲んだ時にきちんと消化吸収出来ず、下痢をしてしまうんですね。
特に日本人は、成人になるに連れ、ラクターゼが足りなくなる人種で、牛乳が肌に合わないという人が多いのはそのためなのです。

 

他に、麦芽糖を分解するのがマルターゼと呼ばれる酵素で、これが不足すると、水飴を含む食品を摂取した際の消化吸収力が大幅に衰え、下痢を引き起こす事になるでしょう。
さらに、砂糖の主成分である蔗糖を分解するのはスクローゼと呼ばれる酵素ですから、これが欠乏すると、殆どのスイーツは大敵になります。

 

実は、こうした糖質分解を担う酵素の一つが欠損してしまった状態、それが炭水化物欠乏症で、気付かずに分解出来ない糖質を取り込んでしまうと、たちまち下痢を発症してしまうという訳です。
加えて、血中ないに過剰な糖質が溶け込んでしまいますから、これを下げるために多量のインスリンが分泌され、食後の眠気を誘発します。

 

ですが、自らが持たない酵素が何かが分かれば、その酵素が分解を担う糖を摂取しないように心がける事で、こうした症状は予防する事が出来ますから、まずは思い当たるメニューがあれば、それを絶ってみるといいかも知れません。
とは言え、現代人の食生活において、炭水化物を完全に除去するというのは非常に困難で、ましてや、特定の糖質だけを徹底的に取り込まないようにするというのは、至難の業だと言っても過言ではないでしょう。
しかし、自らのこうした体質を知っていれば、必要に応じて対策を取る事が可能になりますから、それがとても重要である事は言うまでもありませんね。