一日中だるいという感覚が抜けず、食後に強い眠気と怠さが顕著に表れれば、脳の病気のシグナルでもある

甲状腺が腫れ、異常を来すと、新陳代謝を促す甲状腺ホルモンの分泌が正常に行われなくなり、一日中だるいだけでなく、食後などに強い倦怠感と眠気を感じるようになると言います。
そもそも甲状腺ホルモン事態は、海藻類に多く含まれ、黒髪の原材料になると言われているヨードを主原料に合成されているもので、ストレートに身体のエネルギーになる訳ではありません。
しかし、新陳代謝を最も強烈に促す作用を持っているのが甲状腺ホルモン!
従って、その分泌が低下すると、自然と身体の代謝は悪くなり、体調不良に陥ります。
そこで、一日中何となくだるい、気分が優れない、元気が出ないという症状が続き、特に食後には激しい怠さと眠気を感じる訳です。

 

また、ホルモン分泌が過剰になりすぎても、様々な不具合を生じます。
そこで、常時血中に適度な甲状腺ホルモンがキープされているように様子を見て、分泌量を調整しなければならないのですが、実はそのコントロールは、甲状腺自らの思考能力では行えないんですねぇ!!
というのも、元々甲状腺は、脳下垂体から分泌されるTSHという全く別のホルモンによって自らのホルモン分泌を調節しているからです。

 

そこで、血中の甲状腺ホルモン量が不足すると、それを感知した脳下垂体は、甲状腺を刺激するホルモンであるTSHを分泌し、甲状腺ホルモンを頑張って出すように促します。
また、反対に、血中の甲状腺ホルモンの濃度が高まると、TSHの分泌を止め、甲状腺を刺激しないようにする事で、甲状腺ホルモンの分泌も休止させるのです。

 

即ち、甲状腺刺激ホルモンとも呼ばれるTSHの分泌量を調節する事によって、常時適度な甲状腺ホルモンを血液中に流しているという訳ですが、当然の事ながら、そのセンサーの役割を担っている脳下垂体に異常が起きれば、このコントロールは乱れ、身体の代謝も大きく乱れます。
例えば、脳下垂体の一部に腫瘍が出来、それが常にTSHの分泌器官に触れるようになれば、甲状腺刺激ホルモンがどんどんどんどん送り混まれますから、甲状腺もまた、ノンストップで自らの甲状腺ホルモンを作り出します。
そのため、代謝が活発になりすぎて様々な不具合を来しますし、反対に、脳下垂体が何らかのダメージを受け、働きが衰えると、TSHの分泌は低下し、自動的に甲状腺ホルモンの分泌も制御されてしまいます。
結果、今度は代謝が悪くなり、パワー不足となった身体は、やっぱり不調に陥るという訳なのです。
つまり、一日中だるいという感覚が抜けず、食後に強い眠気と怠さが顕著に表れれば、甲状腺事態には問題はなくても、もっと上の脳の病気のシグナルでもあるという事で、非常に重要視せざるを得ないという事を知っておきましょう。