食後は特に、消化器官の集まる腹部に血流が集中し、ただですらも軽い貧血状態になる事が多い

食後の眠気は生理的現象であると言われる反面、大きな病気のサインであるとも言われます。
しかし、体質的に食後の眠気を誘発しやすい人もいて、冷え性などはその典型的な例!
この場合、病気とは言えませんが、生理的現象と片付ける訳にも行きません。
やはり、冷えを改善し、食後の眠気も改善する事は重要になって来るでしょう。

 

では、何故冷え性だと食後に眠くなりやすいのでしょうか?
その理由はいくつかありますが、一つは、血行不良のため、脳へ送られる血液が不足し、所謂貧血状態になりやすい体質であるというのが大きいでしょう。
体が冷えると、血液の循環が悪くなり、身体の末端まで常時十分な血が行き届かなくなります。
だからこそ、手足が冷たくなるのです。

 

そうなると、重力の法則から考えても、脳への血液供給はかなり厳しい状況にある事は容易に分かります。
しかし、我々の脳は、ブドウ糖というエネルギー源を酸素という動力で回して活動している訳で、それらを脳内に配達しているのが血液!
そのため、血行不良だからしかたがないでは済まされなくなって来てしまうのです。

 

脳が貧血状態にあるという事は、燃料不足で、それを稼働させるパワーもないという事になり、体は思うように動けません。
そこで眠気というシグナルを送り、休息を促すのが習わしになっているんですね。
冬山で遭難した際、凍えるような寒さの中で震えながらも眠りに就いてしまい、命の危機を迎えるのは、その典型的例だと言えるでしょう。
加えて、食後は特に、消化器官の集まる腹部に血流が集中し、ただですらも軽い貧血状態になる事が多いですから、そう、冷え性の人にとって、食後は2つの貧血状態が脳をダブル攻撃する可能性の非常に高い時であって、実に要注意なのです。

 

そこで、よく、人は体温が上昇すると、それを下げるために眠気を誘発するため、食事の後に眠くなるのを防止するためには、うどんやラーメンのような暖かいものやカレーライスのような刺激物は控えた方がいいと言われますが、冷え性体質の人にとっては、必ずしもそれが件名とは言えません。
むしろ反対に、極力体を温めるような食事を取る事が、食後の眠気を回避する上では、大きなポイントになって来るでしょう。